文法

英文の意味をよく理解する上で必要であり、英語を使いこなす力になるのが文法です。

文法をマスターし、1つ1つの英文についてここが主語、これが動詞、この部分はこの単語を説明しているなど、英文がみきわめられるようになると、英文全体の意味がよくわかるようになってきます。
最初に文法を覚える理由は、この先、さまざまな英語に接する中で覚えた文法に慣れ、更にその使い方を
定着させていくことができるからです。
TOEIC L&R テストの文法問題で、時間をかけずに正解を即断する力は成熟した文法力から生まれます。

文法がしっかりしていると、英語が理解しやすくなるとともに、英語を話したり、書いたりするときに英文が作りやすくなります。

ここでは早い段階で確実に習得しておきたい5つの文法について見ていきます。

時制

英語の基本です。文法習得の最初のステップとして、下記の12の時制の定義(過去形と現在完了形の違いなど)をよく覚えておく必要があります。

1.現在形
2.過去形
3.未来形
4.現在進行形
5.過去進行形
6.未来進行形
7.現在完了形
8.過去完了形
9.未来完了形
10.現在完了進行形
11.過去完了進行形
12.未来完了進行形

まずは、12の時制の作り方(定義)を1つ1つ丁寧に整理(整理整頓)してまとめ、まとめたらそれを覚え込み、確実に理解してから次のステップ(助動詞)に進みましょう
また、不規則動詞の過去形、過去分詞形をできるだけ早い段階でしっかりと覚えてしまいましょう。

助動詞

助動詞はその使い方(下記)をまずはきちんと分けて整理して覚えること、1つ1つの助動詞の使い方を
明確にして、覚えこむことが、助動詞を自在に使いこなせる力につながっていきます。

① 能力  ② 許可  ③ 義務  ④ 推薦、おすすめ  ⑤ 予想(現在の予想 / 未来の予想 / 過去の予想)  

助動詞の使い方をマスターすると、リスニング、リーディングで助動詞が出てきたときに、
英文の意味がイメージしやすくなります。また、スピーキング、ライティングでも適切な助動詞が
すぐに思い浮かぶようになります。

受動態

受動態が使われるのは行為を受けるもの、行為を受ける人を強調したいときです。行為を行うもの、
行為を行う人は多くの場合、省略されます
肯定文から受動態の文をどうやって作るのか、その作り方を確実にマスターしておきましょう。
TOEC L&R テストでは、現在進行形の受動態が、リスニングの PART1の写真描写問題と PART2の応答問題
に頻繁に出題されます。それだけ現在進行形の受動態が重要でよく使われるということです。
現在進行形の受動態は、自分で使えるようにしておくと、職場において英語で e-mail を書くときなどにも
便利に使えます。

関係代名詞

関係代名詞は使用頻度が高く、きわめて重要な文法です。
関係代名詞をよく理解していると、リスニング、リーディングのときに英文の内容を正確に、
早く理解できるようになります。
また、関係代名詞が上手に使えるようになるとスピーキング、ライティングのときに英文が
作りやすくなります。
特に省略形 (who/which/thatの省略) をしっかりと見きわめ、使いこなせるかどうかがポイントになります。

動名詞 / 不定詞

目的語(~を、~に)は本来、名詞になることが多いですが、動詞が目的語になる場合
(~することを、~することに)に動名詞・不定詞が使われます。
目的語に動名詞 (ing形) をとるか、不定詞 (to+原形) をとるかは動詞ごとに決まっています。
どの動詞が動名詞 (ing形) をとるか、不定詞(to+原形) をとるのかを丸覚え (暗記) しようとせずに、
実際の英語に触れながら少しずつ慣れていくこと、感覚として身につけていくことが動名詞・不定詞攻略
のポイントです。

文法のまとめ

英語の文法は難しく考えず、基本を丁寧におさえていくことが重要です。
文法の基本を習得したあと、さまざまな英文に接していく中で、文法を意識せずに感覚として
使いこなす力がついてきます。

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